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2011年6月22日 (水)

医療救護班@石巻 活動報告(その1)

今更ですが5月に行った医療支援の石巻レポートです。

地元医師会に依頼されて書いた原稿をちょっと改編して写真を補充してそのままうp。手抜きって言うな〜(笑)

医師会の雑誌に投稿したとは言え…読み手の迷惑かえりみず覚え書き的に垂れ流し状態で書いたチョー長文なので、暇人以外は読まないのが賢明です。ぃゃマジでw


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石巻での医療救護班活動報告
                        
 5月14日から16日までの2泊3日で、県の医療救護班派遣チームとして石巻市に行ってきました。病院スタッフで構成された6人編成のチームで、当院からは4月初めに行ったチームに続いて2度目の出動です。

 東北関東大震災の発災が3月11日。4月に行った先生の報告では「医療ニーズは急性期の怪我や病気から、長引く避難所生活における慢性期の病気のケアに移ってきている。」とのことでした。それから更に6週を経て5月中旬、私たちが目にした状況は、また少し違ったものになっていました。急性期から慢性期への移行期からもう少し進んで、慢性期から回復期への移行、という変化の過程を感じました。被災から2ヶ月経過しており、被災によって損なわれた医療環境を充足させる、足りない医療を提供するという段階から、自立を促す段階になりつつありました。点在する避難所は統廃合されながら入所者数が減ってきている、地域の開業医が診療を開始している、石巻赤十字病院を中心とした地域全体の医療体制も整ってきている…そんな状況に合わせて、仮設診療所を訪れる患者には可能な限り開業医やかかりつけ病院の受診を促すことが推奨されていました。確かに、我々のような外部からの医療支援チームが担う仮設診療所は、あくまで“仮設”であり恒久的なものではなく、現地の医療環境が整ってきたなら、ゆるやかに、そしてあえて意図的に引いていくのが自然であると思えました。

 我々に任された業務は、4月のチームと同様、避難所にある仮設診療所での診療です。前チームは800人の避難者を抱える避難所での診療で、3日間の合計で92人の受診者があったとのことですが、今回は、担当した2カ所の避難所の避難者数は数十人、受診者数は3日間合計で(なんと!)8人という状況でした。冗長な文章になりますが、些末なことも記録として何かの足しになるかも…ということで時系列にそってご報告させていただきます。

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5月14日(土)

5:00 ハイエースに乗り込んで出発。

 メンバーは医師が私と研修医、看護師2名、薬剤師1名、事務1名の6人。6人のうち2人は前回に続いて2回目の石巻入り。以前を知る2度目の参加者がいるのは心強い。高速道路は目立った渋滞もなく順調に車が流れていたが、サービスエリアは混雑していて自衛隊の車両やボランティアらしき車がたくさん。高速を降りて市街に入ると仮設住宅が建っていたり、以前は閉まっていたレストランやファーストフード店が営業していたり、徐々に復興が進んでいる様子は見て取れた。

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自衛隊の車両、ボランティア、混雑するサービスエリア
 
2
仮設住宅 復興しつつある石巻市街

11:00 石巻赤十字病院着。

 赤十字病院の二階、受付で救護班登録をすませオリエンテーションを受ける。現状や業務の説明。その中で「被災地は、復興の進んでいる地域と進んでいない地域の二極化が進んでいる。一階部分だけが津波で浸水、崩壊した家屋には、その二階部分だけを住宅として住んでいる自宅難民の“二階族”がいて、介護や医療が必要な住民が把握しきれないままになっている。そういう人たちの掘り起こしもしてもらえれば…。」という要望が伝えられた。その後、前任チームと待ち合わせ、申し送りを受ける。今は我々拠点病院チーム(この時点で県の医療救護班は医師会チームと拠点病院チームの2チーム派遣)は午前:○○小学校、午後:××高校の避難所仮設診療所での診察をしているとのこと。

3
石巻赤十字病院 オリエンテーションの様子
 
 
14:00 ××高校の仮設診療所にて。診療開始。

 避難所に滞在している避難者は48名。診察室の掃除、物品の確認をして診療開始。受診者は3人。いずれも70〜80歳代の高齢者で、感冒、シップや定期内服薬の処方希望など。オリエンテーションでは、なるべく開業医受診をすすめたり院外処方にして自立を促してほしい、と言われていたが、土曜の午後は開業医も診療を終了している。3名とも足腰が悪い高齢者だったので仮設診療所のストックから薬を手渡した。

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診察の様子 

 診療修了後、寄り道して津波の激しかった地域を車で訪れる。いまだに崩壊した家屋、道路、車、がれきの山はそのままで、異臭も粉塵も生々しい。確かに…“二階族”と日赤で聞いたとおり、1階は見事につぶれていて、比較的保たれている2階部分に人が住んでいそうな気配のある家屋がチラホラ。

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地震と津波の爪痕 1階部分の損傷が激しい家屋

18:00 石巻赤十字での全体ミーティングに出席。

 多岐にわたるリアルタイムな情報共有がなされていた。気温が高くなってきて食品管理に配慮が必要、食中毒が発生する危険性が伝えられた。ボランティア、自衛隊など(被災者ではない人たち)の診療はどうするのか?という問いに対し、お互い様だし積極的に診てあげましょう、ということに。支援医療チームの医療行為で発生した感染性のゴミ、医療廃棄物についての注意喚起。原則は自己完結で、できれば持ち帰るように、と。その他、N95マスクや破傷風トキソイドのストックが大量にあることのアナウンスなど。

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日赤での全体ミーティングの様子

夕食〜入浴

 Coco壱のカレーで夕食を取り、上品の郷(じょうぼんのさと)という道の駅の温泉で入浴。6週前のチームのときには食事の出来るところはもっと少なく、入浴施設もなかったとのことで、そのときに比べればかなり恵まれていると感じた。温泉は住民やボランティアと思われる人々で混雑していた。洗い場は常に5〜10人が行列を作って待っている状態だった。

宿泊

 「いきいき交流センター」という福祉施設。前チームからの申し送りで、我々の前の3チームはビジネスホテルに泊まったとのことでホテル泊を勧められたが…6人が仮に5000円のホテルに2泊すると6万円。うーん。さほど環境が悪くはないだろうし、雑魚寝状態のほうがチーム内の連絡・伝達が楽だし、と言うことで…我々は予定通り「いきいき交流センター」へ。各地から訪れた日赤のチームも数チーム同宿。広い体育館のようなスペースにマットやシートを広げて寝る場所を確保する形。寝袋を持参したが、県医師会の持ち込んだ寝袋、枕、銀マットが置いてあり、そちらを使用した。十分快適な宿泊場所だったと思う。

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……ちかれた…続きは後日........((((ヘ_ _)ヘ
 
 
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コメント

まってましたよ~shine
でも読むのはこれから(笑)

投稿: まりん | 2011年6月22日 (水) 06時57分

お疲れさん、でした。

現場に行った人が書き残してゆく、ことは何より重要だと思います。

投稿: ママサン | 2011年6月22日 (水) 08時32分

お疲れさまでした。
現地でお役に立てる方が、ウラヤマシかったりします。
こちらはマイペースで、お金や物資を送らせていただきます…

投稿: 蝸牛 | 2011年6月23日 (木) 00時02分

>まりんさん

読みました?(笑)

投稿: つよぽん | 2011年6月23日 (木) 09時13分

>ママサン

書き残すのが重要、そうですよね〜。
と私も思って、読んで面白くはないかも、と思いつつ書いてました←言い訳w

投稿: つよぽん | 2011年6月23日 (木) 09時20分

>蝸牛さん

私自身も、今回の震災で直接的には何も関われない自分が歯がゆくて立候補、です。
それぞれがそれぞれの立場でできることを、で。
蝸牛さんは十分やってますよ♪

投稿: つよぽん | 2011年6月23日 (木) 09時24分

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