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2009年6月17日 (水)

英語の紹介状(つよぽん医学講座その4)

今日は…
どっちかと言うと若手医師向け(?)の医学講座です。

もう半年前になるんですけど、アメリカから派遣されて日本に来たばかりの技術者(50歳代の男性)が作業中に転倒。右足関節両果骨折(足首の両くるぶしの骨折)を受傷し当院の救急外来に搬送されました。

土曜日だったんですが、足関節の骨折は中途半端に数日待つと腫脹がかなりひどくなってしまうので、その日のうちに腰椎麻酔で手術(骨接合)やっちゃうことにして…とーぜん手術や入院の説明が必要なんですが、このアメリカ人のアンディさん(仮名w)、日本語はまっったくダメ。そこで英語が超得意のペラペーラな(つもりのw)私は…

「えっと、あんくるふらくちゃ、ほれほれえっくすれい!」
「おぺれーしょん、おぺれーしょん。いえす、とぅでい!!」
「すぱいなるあねすてじあ、のーぺいん、おーらいっ?」
「きゃすてぃんぐふぉーせぶらるうぃーくす、おけ?」
「りすくおぶいんふぇくしょんがえっとあの…。」

とぁゃιぃ英語(?)で説明をすませてオペ室へ。
短期語学留学してた頃はもうちょっとスラスラ英語が出たのになぁ…(-_-;)
 
 
1
 
 
手術時間は、閉創に30分を費やす丁寧さでやってトータル1時間10分、東洋の神秘、Japanese God Hand、つよぽん医師の華麗かつ繊細な手術を受けることができた幸運なアメリカ人、アンディさん(仮名w)であった。術後は順調に経過し、術後1週間で抜糸もすませ、退院後はソッコー帰国となったわけですが…。
 
アメリカに戻ってからリハビリなどの治療を継続するのに紹介状が必要です。で、とーぜん英語で紹介状を書かなきゃならんわけですが…うーん、最近、英語の手紙なんて書いてねーし。と、そんなタイミングで都合良く、たまたま日系アメリカ人医師の友人が来日していて一緒に飲むことになっていた私…むふ♪ チョロッとザッと手抜きで書いた英文を、飲み会に持っていってちゃっかりそのドクターに添削してもらっちゃいました。私の英語力を暴露することになり恥ずかしいんですが、添削前と添削後の英文を晒します。
 
読み比べてみてください。
うむむ〜。やっぱりnative doctorと文章の自然さがぜーんぜん違います。添削後の英文を読んでから最初に自分が作った英文を読んでみると「ぎこちなさ」丸出しっす。と言うことで、このブログをご覧になっている整形外科医のセンセがおられましたら、もしかしたら英語紹介状のひな形のひとつとして役立ててもらえるかも…というのが今回の趣旨なのでした。
 

英語、英会話、また勉強しよっかなぁ…(-_-;)
 
 
 
で、恥ずかしい英語を見る前に
ポチポチッと↓(笑)
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添削前↓

Dear Doctor.
 
Mr.Andy is ○○ year old male. He fell dowm and had injured bimalleoller fracture of rt.ankle on Jan ○○, 2009. Operation, open reduction and internal fixation was done same day. Medial malleolus (tibia) was fixed with K-wires and suture wire (tension band wiring), and lateral malleolus (fibula) was fixed with 1/3 tubular plate of SYNTHES. Good stability and alignment of the fracture site were obtained after the operation. Please check the enclosed operation record copy and X-ray film copy on which the details are shown. Below knee cast was applied. One week ater, all the stitches were took off. Casting for several weeks and range of motion exercise and partial to full weight baring gait exercise after taking off the cast are recommended.
 
When Mr.Andy seeks medical care for your clinic, please take a good care of him. If you have any questions concerning Mr. Andy, feel free to send E-mail to the adress shown below.
 
Yours sincerely,


添削後↓

To whom it may concern,
 
Mr.Andy is a ○○ year old male, who fell down and had injured bimalleoller fracture of the right ankle on Jan ○○, 2009. Open reduction and internal fixation (ORIF) was done on the same day. Medial malleolus (tibia) was fixed with K-wires and suture wire (tension band wiring), and lateral malleolus (fibula) was fixed with 1/3 tubular plate of SYNTHES. Good stability and alignment of the fracture site were accomplished after the operation. Please check the copy of the enclosed operation report and X-ray film on which the details are shown. Below the knee cast was applied. One week post operatively, all stitches were removed. Casting for several weeks and range of motion exercise and partial to full weight baring gait exercise after taking off the cast are recommended.
 
I am confident that when Mr.Andy seeks medical attention at your clinic, he will receive appropriate care. If you have any questions concerning the detail of his operation, please feel free to contact me at the e-mail address below.
 
Yours sincerely,


ちなみに日本語ならこんな感じ↓

担当先生御机下
 
アンディ氏、○○才男性です。2009年1月○○日、転倒して右足関節両果骨折を受傷しました。同日、観血的整復固定術を施行。内果(脛骨)はキルシュナー鋼線と巻き鋼線を用いてtension band wiring、外果(腓骨)はシンセス社の1/3円プレートで固定しました。手術による安定性とアライメントは良好です。詳細については同封の手術記録とレントゲン写真をご参照ください。術後は膝下ギプスとしました。1週間後には抜糸しました。数週間後にギプスをはずし、可動域訓練と部分荷重〜全荷重歩行を開始していただければ、と思います。
 
アンディ氏が貴院を受診されましたら、今後のご加療をよろしくお願いします。何かご不明な点などありましたら、どうぞご遠慮なく下記アドレスにe-mailでご連絡ください。 
  
つよぽん拝

 

 

で、ついでですが、このアンディさん、
退院するときに私の手を両手で強く握り真剣な眼差しで
I really really appreciate you!!   …と。
日本人の患者さんから感謝されるのとはまた違ったうれしさと言うか…
なんとなく、こくさいこうけーん♪…な誇らしい気分。
医者になってよかった、と思う小さな瞬間ですた。

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つよぽん医学講座」カテゴリの記事

コメント

わ~~~~~っい!!up
いっちば~~~んscissors

感想??
まだ読んでませんcoldsweats01

投稿: まりん | 2009年6月17日 (水) 06時14分

つよぽん 凄いよ 凄い
英語なんて さっぱりだわ~
生徒の方が英語はばっちりだったりw
いいの いいの 私は数学が得意なんだから
数学の先生なんだから 英語は出来なくてもOKw
ただ 高校のは使わないと忘れるんだね 勉強したら思いだすが中学しか教えて無いので ますます遠ざかるw

アメリカの方に喜ばれるガテン系の仕事は日本ならではなのかなあ?

投稿: たま | 2009年6月17日 (水) 10時31分

Wow! 是非ぜひ参考にいたします。
うちに今、ブラジル人入院してるんで。
え? 英語じゃなかったっけ??

投稿: にゃんこ | 2009年6月17日 (水) 13時16分

英語が大の苦手な私には日本語訳がないとなんて書いてあるのかさっぱりわけわかめ状態でつwobbly
とりあえず、アンディさん〇〇歳ていう所だけ分かりましたよcatface(笑)

「ほれほれえっくすれい」…ウケますたhappy02(爆)

投稿: リエ | 2009年6月17日 (水) 15時20分

>まりんさん

で、全部読んでからもう一度感想を書きに来るんですね?
ですよね?ね?ね〜?(笑)

>たまさん

英語、苦手なんですかぁ?w
えっと…私は数学が苦手です…orz

投稿: つよぽん | 2009年6月17日 (水) 21時12分

関西弁なら得意なんですが。。。f^_^;

投稿: HANA | 2009年6月17日 (水) 21時29分

>にゃんこさん

あ、ぜひぜひ参考にしてください。
ブラジルでも英語は通用すると思います、日本語よりはcoldsweats01
そう言えば、このへんには中国人とかモンゴル人もいっぱいいますけど
中国語で紹介状とかモンゴル語で紹介状は無理っす(笑)

>リエさん

やっぱり英語苦手?(笑)
でも「ほれほれえっくすれい」が読解できたならおkですww

投稿: つよぽん | 2009年6月17日 (水) 21時40分

>HANAさん

おー関西弁が得意なんですか?
そしたら今度、関西弁の紹介状を書くので添削してください!!w

投稿: つよぽん | 2009年6月17日 (水) 21時41分

英語はやっぱり苦手ですねぇ~coldsweats01
音楽・体育・政治なら得意ですよnote

それにしても、プレートを固定してるボルトのネジネジ部分(?)って
レントゲンにはっきり写るもんなんですねぇwrench

投稿: リエ | 2009年6月17日 (水) 23時08分

>リエさん

あ、音楽は得意なんですね。では今度カラオケにでも(違w

投稿: つよぽん | 2009年6月18日 (木) 22時46分

カラオケ、最近行ってないので是非note(笑)
女性アーティストの曲は全く歌いませんけどwww

もっぱら歌うのは男性アーティストがメインでつkaraoke(笑)

投稿: リエ | 2009年6月19日 (金) 00時44分

>全部読んでからもう一度感想を書きに来るんですね?

GEGEtushockshock
Hai touzen desuyosign03
Zenbu yondara kakini kimasuyogood
demo mada yondenainode kakemasencoldsweats02
A SI KA RA ZUdash

投稿: まりん | 2009年6月19日 (金) 18時42分

美容外科だと英文で一筆はときどき求められます。
空港出るときにパスポートと顔が違うと疑われるもんで。
ほくろが無くなってて、別人のパスポートで不法入国じゃないかとか。”The moles on her face were removed for the cosmetical reason."
あと、レーザーでシミとって、その足で一週間くらい海外脱出するひと、ときどきいるんですね。そういうときは、念のため気を利かせて、伝染病ではないこと書いて差し上げておきます。
”The lesion on her face is not epidemic."
知り合いの眼科の先生が、フィリピン人親子が帰国するときに、子供が前夜ゲームのしすぎで目が赤くて飛行機乗せてもらえなくて、結局その日は、子供だけ日本のおばあちゃんのところに残されて、翌日の飛行機に乗るために「伝染性ではない」旨の証明書書いてくれと頼まれたことあるといってました。”not epidemic"これ大事。
宛名は、いつも”To whom it may concern" だなあ・・本文は3行以上書いたことありません(^^;。もっとも紹介状じゃないもんね。

投稿: moto-tclinic | 2009年6月19日 (金) 23時40分

Oh my god. I couldn't write my opinion for a while because of under the pressure that
I have to read the whole story in English! I'm really not good at English so I have no idea!

投稿: malin( ̄ー+ ̄) | 2009年6月20日 (土) 09時37分

>リエさん

了解でつ。
でわ、私が女性アーティストの曲を歌いましょう(笑)

>まりんさん

“まりん”のコメントは自分で書いた、“ malin( ̄ー+ ̄)”のコメントは
英語のできるひとに書いてもらった、と勘ぐりました。正解?ww

>moto-tclinicさん

なるほどー。
確かに紹介状じゃなくても英語を書く(書かされる)機会はありますねー。
そう言えば私も、海外旅行をする患者から、骨折治療で入れた金属が
反応すると悪いから手術した証明書を書いてくれと言われたことあります。
”not epidemic"が大事、勉強になりました♪

投稿: つよぽん | 2009年6月23日 (火) 07時16分

はじめまして。bimalleoller fractureの正式名称を探してやってきました。私は逆につよぽんさんが書いたような紹介状をもって最近帰国してきました(汗)私は夜骨折、翌朝一番手術でした。もし半身麻酔だとエピジュラルだろうと思い、エピが痛いのは無痛分娩した友達から聞いていたのでエピジュラルはイヤだと言ってみました。幸い中国系の先生だったので、もしやと思い念のため、全身麻酔・半身麻酔と書いて全身麻酔に○をうって渡したら苦笑されました。幸い英語はそれなりに理解できるので、わからないことはしつこく聞いて、一言一句説明されサインをして全身麻酔で手術をしました。なにかとおっかない先生だったし、私も痛い痛いとうるさい患者でしたが、やっぱり最後はナースと先生にサンキューレターを書いてきました。うれしかったかなぁ。

ついでに、空港と航空会社向けにも手紙を書いてくれました。要約すると、「彼女、骨折したけど、プレートとスクリュー入れて手術して、ちゃんと退院できるまでになったし、うちのフィジオが松葉杖の使い方教えたからちゃんと動けるよ。でもね、空港ではできるだけ可能な限り(車椅子とか)助けてあげてね。あと、セキュリティのところで金属反応するかもしれないから、そこんとこヨロシク」みたいな感じです。

今は不安の中リハビリ中です。このアンディさんのその後の経過ががとても気になります。

投稿: s | 2009年9月 4日 (金) 15時00分

整形外科医です
今英語の紹介状書けと言われまして
ここを見つけましたラッキー!!
早速ご参考させていただきます
ありがとうございました

投稿: | 2012年2月 8日 (水) 10時38分

>整形外科医さん

お役に立てました?(*^_^*)

投稿: つよぽん | 2012年2月24日 (金) 23時31分

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