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2009年2月

2009年2月27日 (金)

今夜の「朝まで生テレビ」は“医療崩壊”!

本日深夜(つか明日未明)の「朝まで生テレビ
テーマは“医療崩壊”だそうです。

私、学生の頃かなーり「朝生ヲタク」でした(^^;)
シナリオに縛られない3時間にわたる生中継の討論番組は
パネリストの発言にもリアリティがあります。
今回は本田宏先生も出演、あの軽快な本田節が聴けるはずです。
ぐちゃぐちゃの議論、討論の中から医療崩壊の治療法、
医療再生へのヒントは見えてくるのか?
楽しみです♪

とか言いながら、
私は自分のバンドのライブを明日に控えていて
残念ながらリアルタイムでは観られませんweep
あとでゆっくり録画を観るつもりです。

夜更かししてリアルタイムで観る予定の人、
私同様に録画しておいて後で観る人、
観ながら、でも、観た後、でもいいので感想教えてくださ〜い。

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「激論!ド〜する!?医療崩壊」 テレビ朝日
2009年2月27日(金)25:20〜28:20
(=2009年2月28日(土)午前 1:20〜 4:20)
http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/

相次ぐ、病院の休診・破綻!
たらい回しによる妊婦死亡!
なぜ“医療崩壊”か?!
なぜ“医師不足”か?!
ド〜する?!医師不足
ド〜なる?!日本の医療

今回は、医療崩壊の実情、原因、解決策を探り、
日本の医療再生に向けて政治、行政、医療機関、
そして国民がなすべきことは何かを
現場最前線で働く医師、医療関係者、政治家をお招きし、
日本の医療再生への道筋を徹底討論します。

司会: 田原 総一朗

進行: 長野 智子・渡辺 宜嗣(テレビ朝日アナウンサー)

パネリスト:
大村秀章(自民党・衆議院議員、厚生労働副大臣)
小池晃(日本共産党・参議院議員、医師)

青木正美(青木クリニック院長)
石井苗子(東京大学医学部客員研究員、タレント)
小野崎耕平(日本医療政策機構 医療政策担当ディレクター)
河辺啓二(木崎クリニック院長、元農水省)
下村満子(ジャーナリスト・医療法人社団「こころとからだの元氣プラザ」前理事長)
菅沼定憲(元放送作家、がん患者)
本田宏(済生会栗橋病院副院長、NPO法人『医療制度研究会』副理事長)
村上正泰(評論家、元財務省課長補佐・厚生省出向「医療費適正化計画」担当)
堀口貞夫(主婦会館クリニック産科医、元愛育病院院長)
宮脇正和(「医療過誤原告の会」会長)

その他、医療関係者などが参加

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医師や医療関係者、病院や医療機関に丸投げする姿勢ではなく
『政治、行政、医療機関、そして国民がなすべきことは何か』
という“皆で”というスタンスの問題提起であることを評価します。
討論の内容に期待したいと思います。


21:40 追記

本田宏先生からの伝言↓
「じゃんじゃんファックスなどでご意見募集します!」

相変わらずの本田先生、講演に引っ張りだこで飛び回っているご様子で…

「私も番組内では精一杯頑張るつもりですが、
 講演が重なってかなり疲労しているはずで、
 さらにあの番組は指名されないと勝手に話すわけにはいきません。
 医療崩壊阻止の観点からぜひ応援をお願いいたします。」

リアルタイムで視聴できる方々にお願いです。
番組では放送中に電話やファックスで意見を募るはずですので
どんどん番組に参加して応援&援護射撃をよろしくですm(_ _)m

もちろん「そりゃ違う」と思えば異論反論の投下もぜひ♪

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2009年2月20日 (金)

続・ボールペン作戦!

福島県立大野病院事件
2006年2月18日の加藤医師逮捕から3年が経過しました。
そして2008年8月20日の無罪判決から今日でちょうど半年です。
 
たらい回しがどうだとか、地域の総合病院が潰れそうとか、
医療に関わる報道は今も毎日、次々と出てきます。
大野病院事件も古くはなっていきますがひとつの原点です。
以前よりは話題に上ることが少なくなってきたけど
あの事件に関わった人たち、事件に注目していた人たち、
発言していた人たち、みな事件を忘れたわけじゃない。
 
表彰された富岡警察署は表彰されたままなんでしょうか?
この、無理スジで力ずくで不自然な起訴、立件、裁判、
誰も責任は取らないんでしょうか?
「無罪だったね、よかったね。」で終わり?
逮捕した警察も、起訴した検察も
「有罪にできなかったね、まいっか。」で終わり?
何が悪かったのか、今後何を正さなきゃいけないのか、
その検証は逮捕/起訴した側の誰かがやるのでしょうか?
そーゆーことはしないまま、うやむやで終わるんでしょうか?
 
無罪確定なんだから、あの逮捕が表彰に値しないのは明白です。
富岡警察署の福島県警本部長賞を撤回してください。
逆に医療崩壊の引き金を引いた逮捕と起訴こそが“有罪”です。
警察と検察は謝罪してください。
見える形で責任を取ってください。
 
 
しつこくて申し訳ないようですが私は忘れません。
世の中が忘れそうになったら絶対また蒸し返します。
まだまだ考えるべきこと、議論すべきことも山盛りです。
 
 
 
去年、うちの病院の病棟でボールペンを配ったことを書きました。
ボールペン作戦に参戦! -つよぽんの避難所-
私がボールペンを配った整形と産婦人科のスタッフ、
今もあのボールペンを胸ポケットに入れて使ってくれています。
 
私の手元にもまだ、あのボールペンが何本かあります。
私が最初に100本の注文をして届けられた青いボールペン。
青がすべて配りつくされたあと、追加で配られた黒いボールペン。
そして判決日ではなく逮捕の日を刻印したピンクのボールペン。
 
1

 
あのボールペンを持っている人へ
 
インクがなくなってもボールペンを捨てないでください。
替芯を入れ替えればずっと使えます。
詳しくはボールペン作戦を始めた先生のブログも、ご覧下さい↓
ボールペン作戦会議室(最終回)
 
替芯の品番は、トンボBR-BSL33(定価63円)です。
ボールペン替芯|トンボ鉛筆
http://www.tombow.com/products/refill/index.html
トンボ ボールペン替え芯情報 替芯販売のご案内
http://www.tombow.com/products/refill/order.html
http://www.tombow.com/products/refill/pdf/omotome.pdf#search=’BRBSL33’
 
  
私は手元に置いて、使い続けます。


2

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2009年2月11日 (水)

医師を増やせ? -医学部定員増は是か非か-

来年度から政府は大学医学部の入学定員を約700人増やすそうです。
各医大、医学部の定員を増やして7625人が8486人になるんだと。
んで、有識者会議とかいうのでは今後10年間、毎年400人ずつ増員し、
総定員を1万2千人にすりゃいい、と言ってるらしい。
そうすると20年後に千人当たりの医師数がOECD平均並みになるそうです。
 
 
私は「医学部定員増」、短絡的すぎると思ってます。
 
定員を増やすのを歓迎すべきかそうでないのか、医師の間でも賛否両論です。例えば、本田宏先生をはじめ医学部定員増に積極的な意見は「何か始めないと医療崩壊は手遅れになる。医師を増やす“だけ”じゃだめなのは承知だけど、まずできることからやらなければ。」その主張は理解できます。理解できますが同意できません。今回のはプロセスをすっ飛ばして闇雲に医学部の定員を増やそうとしているからです。
 
今実際に動いている「医師を増やす政策」には「どう増やすか、どう増やせばいいか」が抜けてます。少なくともビジョンはあっても戦略がない。医学部の定員増だけフライングしたら相対的に、そして圧倒的に足りなくなるのは指導医と医学部の教官です。
 
これから医者になる人間を増やすなら、その前に教育/指導できる現在第一線の医療現場/教育現場にいる“まともな”医者を減らさない、逃がさないところから始めないと。医学部定員増をやるならそっちの足場を固めたあとにしてほしい。そうでないと質の悪い医者の数が増えて「医師不足による医療崩壊」が「根本的な質の低下による医療崩壊」に変化するだけです。後者のほうが不可逆で決定的な崩壊をもたらすと思います。
 
増やすにも順序があって、まず先に即戦力の、そして指導、教育ができる世代の医師を現場から去らないような策を考える。それが成就してはじめて医学部定員増が現実的に可能になるんじゃないでしょうか。後進を育てるには膨大なエネルギーがいるのです。放任でいい医師は育ちません。玉石混合、クソもミソもダイヤの原石も一緒の医学生や研修医を医療現場に放り込んで「好きにやんなさい。」それでも勝手に伸びてくる優秀な人材もいるでしょうけど、スタートラインでコケるヤツらのほうが明らかに多くなる。医師の成長にとって最初の数年はものすごく大事です。まともな指導者のいない環境で育った医師など使い物になりません。かといって時間的にも体力的にも精神的にもギリギリの現場にいる勤務医たちに指導や教育を見返りもなく丸投げしたら指導医たちの逃散→崩壊は加速します。崩壊の悪循環の構造がもうひとつ増えるだけです。
 
当然、いちばん最初にすべきことは「金」を使うことです。「医師を増やす」前提として、医師数を増やす=医療を充実させるのに必要なぶんだけの医療費(財源)を投入する。システムや医療を取り巻く社会環境を整えるのにも膨大な金がかかると思います。
 
国の医療費総額を毎年着実に2200億円ずつ減らしながら医学部の定員だけ増やすって、バカなことやめてもらえませんかね?「医師の数を増やしますよ♪」耳触りのいいコトバで騙そうとしてませんか?政府にとって医学部の定員を増やすのなんて簡単です、号令かけるだけだもん。自腹は切らずに支払いは人任せで「おいしいもの食べましょ〜♪」って言ってるだけでしょ。
 
マトモな医師がワーキングプアにならないように守るためにも金は必要です。増えた新世代医師たちが保険診療のフィールドで食えなくなったら、そしてそいつ等が指導医からモラルも教わらない、教われない環境で育ったら、きっと安易に金儲けできそうなアンダーグラウンドな代替医療、偽医療、法律のグレーゾーンで医師免許を有効利用するやつが増える、そういう医者を利用しようとする悪人も増える。医師免許を持つ人間がプライドとモラルを捨てれば、人の命や健康を弄んで金儲けするのは意外と簡単ですから。で、増やした医師免許は回収できません。
 
そうして、やがて『医師』という職業の持つ信用度も堕ちて蔑まされる職業になる。そしてマトモな医師は更に志気をを失い、もっと減っていくことになる。「尊敬できるお医者さん」も…いなくなりはしません。でも「医者」の中から「いい医者」を探すのが極めて困難な時代が来る。そんなシナリオも(大げさかもしれませんが)あるかもしれません。
 
医師を増やす、医療を充実させる、ゆっくりになるのは仕方がない。過程、順序が大事です。医療に金をしっかり投入して→勤務環境を整えて→指導/教育システムの足元を固めて→そしてやっと「医学部定員増」にゴーサインが出せるんじゃないでしょうか。
 
 
 
異論、反論はたくさん出そうですが私の考えはこんなです。
今いる現場の勤務医を守るのが、確実で唯一の第一歩だと思うのです。
 
 
…だからボクみたいな医者は大事にしないとダメですよ!!
というお話でした(笑)


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絶望の中の希望〜現場からの医療改革レポート/上昌広 第9回 「日本の医師不足〜第四回 医師不足への処方箋 医学部定員数50%増員の提案」
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