2008.4.26 合宿研修会@那須温泉

2008年5月 6日 (火)

4.26 合宿研修会@那須温泉 その3

合宿研修会@那須温泉 その1 その2

飲み食いしつつ研修会が再開。

研修会の参加者には事前に
「自己紹介を兼ねてppt1枚程度でプロフィールを準備お願いします。」
とメールで連絡されていたので、私もpptファイルで作っていきました。

んで講演終了後の自己紹介タイム。

あのメンツの自己紹介が短時間ですむはずがない…(笑)
自己紹介という名の講演が延々と続きます。
自己紹介ひとつひとつがそれぞれ演題であるかのような…
予想通りの展開です。少しだけ紹介。

病院を経営する立場の先生から理想的ナーシングホームの提言、
→いわゆる“医療”と切り離していく看護と
 逆に取り込んでいく看護の違いの議論に…。

週刊プレイボーイで秀逸な記事を書いた雑誌のライターさん
→これを書いたライターさんです↓
 医者の“総負組み化”で日本から病院が消える!
 http://obgy.typepad.jp/blog/2008/04/post-1341-32.html
 一般紙で詳しく簡潔で読みやすく硬派な“医療崩壊の解説”を
 やってのけ、そして突っ込みどころがない内容にGood Jobと
 思っていた記事でした。直接お話しできてよかった♪

私も地域の一整形外科医として経験したこと、成し遂げたこと
これからやろうと企んでいること、120%思いっきり自画自賛で
オレ様的自己紹介をぶちかましました。拍手もらっちゃったりして
ありがたかったっす〜(*^_^*)

私の「オレ様自己紹介」の具体的内容をここで書くのは…うーん、
思いっきり個人情報を晒すことになるので今はやめときます(汗)
いずれこのブログで個人情報カミングアウトするかもしれません。
もしそうなったらその時にってことで........((((ヘ_ _)ヘ

他にも次々と自己紹介は続き、その自己紹介に質疑応答のような
議論が飛び交い白熱し………お、終わらん(-_-;)

日付が変わるかなーと思うくらいの時間にやっと一回りの
自己紹介講演会も終了、あとはフリートーク(単なる飲み会w)。

単なる飲み会?いや違う。
医療を語るいろんな人の話に耳を傾け、自分の考える医療を
たくさんの人に聞いてもらい熱くなる。捨てたもんじゃない。
那須に集まった29人、29の脳みそと29の口から溢れてくるだけで
こんなに沢山の議論がある、アイデアがある、想いがある。
これだけの真剣な人たちが医療の未来を考えている。
それぞれの違った立場で語るだけでなく動いている。
動こうとしている。幾筋もの光が見えた気がする夜でした。

夜は更け、ひとり、ふたりと抜けて自室にフェードアウト。
外は少し明るくなって、気がついたら飲み会の場は4〜5人に…。
「そろそろ少し眠りましょうか。」
と皆立ち上がると、議論の途中で眠ってしまったセンセが一人。
風邪引くといけないから、と布団をかけて、その一人を残して
私を含め最後の数人が自室に引き上げました。
その場で横になって頬杖付いて口開けたまま“浴衣姿で”
イビキかいていたのは…あ、バラすのやめときますか(笑)


翌朝9時、起床。朝メシ♪
旅館の前で集合写真、記念撮影をしてお開きです。
多くの人は旅館の送迎バスで駅方面へ。
私は、また中古つよぽんカーの幌全開で帰路に着きました。

帰り道、バンド仲間に「来月のライブどうする?」とメール。
「今日は別のバンドのスタジオ練習してますよ。」と返信。
「お、冷やかしに行くよ、これから♪」帰宅も病院に戻るのも
後回しにしてうひょうひょスタジオに乗り込むつよぽんであった。

うーん、なんとも充実しまくりの週末note

…そして病院。25日(金)の夜につないだ指は退色反応良好。
今日は5月6日。10日経過した現在まで安定した経過をたどっています。
もう大丈夫でしょう。Good Job>ぢぶん(・∀・)v

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2008年5月 1日 (木)

4.26 合宿研修会@那須温泉 その2

待っていた人は少ないと思いますがお待たせしました(^^;)

さて、16:20に始まった勉強会、
演題の内容をもらさず事細かに書くなんてできっこないし
かいつまんで特に自分の印象に残ったことを…
よーするにブログの記事と言うより自分の覚え書きですね。
ぜんぜん人に読ませるほどまとまってないけど、まいっか(^^;)

 
 
【NPOのマーケティング戦略】
海外文献サービス(株) 佐藤龍太郎氏

NPOとは何か?から始まって、わかりやすく解説してくれました。んで、本題は“医療制度研究会”というNPOが今後どうマーケティングを展開すればいいのか、というお話です。

NPOとは、政治や市場の失敗の補填をする組織である。その活動は企業なんかと違って利益追求が目的じゃないから、成果も使命も見えにくく支持者の満足が得られにくい。だからこそ、そこを明確にしてマーケティング戦略を練る必要がある、と。

それじゃ医療制度研究会ってなに?
日本が普通の国になるように、ものごとのリスクを考え続け、それを社会全体にあきらかにすること。日本の医療・福祉現場で起きている問題点を提言し、問題解決を推進すること。それを目的、使命として立ち上げたのだそうです。

それじゃ今後のマーケティング戦略は?
1使命の設定→2事業領域の確定→3顧客(受益者)満足の創造→4事業資源の調達→5組織の活性化→6財務効率の充実と改善→7貢献意識の推進→8成果の評価→1に戻る…というサイクル、要するにPlan-Do-Check-Act(PDCA)サイクルなんだよーん、というお話でした。

ふだん医療系のサイトと医学書とマンガしか読まない私ですが、クリアカットでわかりやすかったです。
 
 
 
【医療情報システムの確立】
東京医療保険大学 医療情報学科 山下和彦氏

欧米では医療現場に情報システムが発達していてデータ収集もデータ分析も合理的に行われています。日本は情報化社会、そのシステム構築において先進国なはずなのに、医療情報システムは全く整備されてないですよね…ってお話。

医療の質の評価、医療情報の分析を行うアナリストが育ってない。まず、診療の標準化が不十分、インシデントレポートを“解析”しても“分析”していない。病院によってまちまちの基準で動いている。国の指標に基づくマニュアル化、標準化できるものを増やしていかなきゃダメだってぇことで。

日本では救急要請があれば救急隊はほぼ必ず患者をピックアップしに行き、そしてどこかの病院におろさなきゃいけない。アメリカでは患者からの電話に対応して、まずガイドラインに従って受診かStayか指示する、テレフォントリアージが有効に使われているというのが紹介されていました。

そのあと次々と大学の学生さんたちのプレゼン。「医療の質」評価のためのアプリケーション開発の話、高齢者の健康支援のための生体モニタリングシステムの具体案、RFID(Radio Frequency Identification)による手術器具の情報化で手術コンテナを作る作業の合理化の提案…などが紹介されました。みなさんいろいろ考えてるなぁ。感心しました。
 
 
 
【医療事故調、第三次試案について】
NPO法人医療制度研究会 中澤堅次理事長

まず導入部、第三次試案の話の前に伊藤若冲(いとう じゃくちゅう)という江戸時代の絵師の話をしてくれました。これがまた、すんごく面白かった。彼の絵画は“あら探し”と言うと変だけど、端から端まで穴があくほど見て見て見て“見える化”すると、見えなかったものが見えてくる、壊死…ぢゃなくて絵師の本質が見えてくる。

紅葉を描いた作品…よーく探すと一枚だけ散った葉が見つかる。鳥の群れを描いた作品…一見ばらばらな鳥たちの視線、よーく見るとその交点にいるのは群れの中でさほど目立たない1羽の鳥。それがこの群れのボスなのだろう、とわかる。絵全体を漠然と見ていたら絶対に気付かない…。

んー絵なしで文章で伝えようとしても難しいですね。とにかく私は話を聞いてホントに伊藤若冲の画集を買いたい、と思ったのでした。“絵”は買えません(笑) 見る目を養え、そうすれば本質が見えてくる。そういう話と私は理解しました。そこから話は…本質がわかれば対策は自然と浮かんでくる。医療におけるリスク管理に本当に大事なのはなんでしょうか、という講演の展開になります。

そして「医療の安全の確保に向けた医療事故による死亡の原因究明・再発防止等の在り方に関する試案―第三次試案―」の危険性の話へ。講演は核心に入ります。これを詳しく書こうとするとブログが終わらないのでこのリンク(中澤先生が書いた第三次試案の感想)を追っていただくと言うことで、よろ。(て、手抜きって言うな〜!)
 
 
 
【演題名、忘れたm(_ _)m】…あれ? 
東京大学医科学研究所 探索医療ヒューマンネットワークシステム部門 上昌広氏

東大医科研の上先生登場です。さすがは上(かみ)先生。政治や行政へのアクセス、アプローチの実際を生々しく語ってくれました。霞ヶ関も永田町も要は人間関係なんだ、という印象を持つ興味深いお話でした。

まず「人間は仲良くなければ本音を言わない。」と一発。

ドクターヘリで妊婦を運ぶ、ヘリコプターを用いた母体搬送によって産科医療圏を拡大した亀田総合病院のこと、そのプロジェクトを軌道に乗せていくプロセスを紹介しながら政治や行政への働きかけ、メディアへのアプローチの有用性を語ってくれました。確かに、空から見たら千葉-神奈川って近かったりするんだなぁ。

その後、大野病院事件の話題も出ました。「訴訟とは、裁判官の心証形成ゲーム。」…なるほどそうかも。「メディアは影響力の塊、映画やドラマにするのは有用。ロジックはいらない、絵が大事。」…私もそう思っていました。

せっせとメモメモφ(..)…と聴きながらパソコンをカタカタ打っていたんですが政治や政治家の裏話的な話題、面白くて聞き入ってしまってメモする手が止まり記録が残ってないっす。上先生の豊富な人脈を有効に利用しておられる具体的な話が興味深かったです。人脈は武器になります。「誰に電話できるか?が大事。」要するに、思いついたとき必要と思ったその時にサッと電話をかけられるような関係を、いろんな人と作ること…妙に納得しました。私もこれから電話魔になろうかなぁ(笑)

お薦めの本を何冊か紹介していました。読んでみようかなーと思ったのは
永田町vs霞ヶ関 最高権力を奪取する者は誰か 舛添要一
そこへ本田宏先生も本の紹介
さらば財務省 高橋洋一
うにゃーこれもすごい面白そう、読まなきゃ…じ、時間が…(-_-;)
 
 
 
【休憩&夕食〜♪】
 
オツムが飽和したところで夕食の時間です。
胃袋を飽和させるためにみな食堂へ。多少アルコールも入りつつ、食事中もテーブルごとに議論と雑談は続きます。各講演内容への質問、意見もあれこれ。いろんな人と名刺交換。うーん、ブログのURLが入った名刺も作っておくんだった…。

そして勉強会の会場に戻って机を並べ直し、寺子屋フォーメーションから、今度は全員で輪になる会議形式のフォーメーション。目の前にはビールと酒とつまみが…。更にアルコールを経口投与しつつ、プロジェクターでワードファイルやパワーポイントファイルを使った参加者それぞれの自己紹介が始まりました。「1人数分で簡潔に…」と言われても、みなそれぞれバックグラウンドを持つ一家言ある人たち、自己紹介は単なる自己紹介で終わるはずもない(笑) 泊まりがけの利点を生かした研修会はエンドレスに続くのであった…。
 
 
こんだけ書いたら…
つ、疲れた…しばらくマジメなこと考えるの、やめよう…orz

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2008年4月28日 (月)

4.26 合宿研修会@那須温泉 その1

4.26 NPO法人医療制度研究会の合宿研修会に行ってきました。

朝、ちょっと遅めに起床。
前日の25日に手術した切断指再接着の患者を見に、まず病院へ。
退色反応OK、他指と変わらぬピンクで血行は良好。
これなら出かけても大丈夫かな…。いずれにせよ
DIP以遠(爪に近いレベル)の再接着で、これでダメなら再手術は厳しい。
この週末オンコールのタマちゃんセンセ(仮名)に
動脈、静脈の血流不全が起こったときの対処はインプット済み。
「あとはまかせた。よろぴくheart01
と作り笑いで病院をあとにする。
(実は切断指再接着の術後1日に遠出するのは
 ちょっと後ろめたかったりするのであった。)

昨日の緊急手術のせいで出かける準備を全くしていなかったけど、
温泉に一泊、たいした荷物は必要ない。サクッと荷物をまとめて出発。
愛車のボンドカー…もとい、中古つよぽんカーの幌あけて
フルオープン、約4時間のロングドライブ。
昼間に長時間クルマを運転するのは久しぶり。気持ちがいい。

14:30頃、到着
場所は栃木の那須温泉、こじんまりした旅館「ニューおおたか
旅館を貸し切りで約30人、参加者の面々もそうそうたるメンバーです。

Skyteamセンセ、事務局の坂詰さんらはもう会場準備をしている。
開始は16:20、まだまだ時間がある。
「なにか手伝うことありませんか?」と聞いてみたが
「一風呂浴びてきたらいいですよ。」と言われ温泉へ。

木々はまだ緑になりきっておらず、
露天風呂から見える山肌にはまだ雪が残っている。
ちょっと肌寒い空気だが開放感いっぱい。
一週間の仕事の疲れと運転の疲れが抜けていきます。
長湯していたら露天風呂に…本田宏先生が登場。
おお、前回の記事コメントで書いたとおりの…
「フルチントーク」が早々と実現(笑)

「うにゃー温泉は気持ちいい〜!」と喜ぶ本田センセ。
那須温泉には以前も来たことがあるとのこと。
「この近くの大丸って温泉に行ったことがあるんだけど、
 そこは川をそのまま温泉にしてるんだよね。そこ、混浴だよ〜。
という話から(脈絡はともかくw)ローマ帝国の福祉、福利厚生の話題へ。

2000年前、ローマ帝国は上下水道を、そして道路を作り整備した。
もちろん水や道路の使用で、住民から代価は求めない。
富や権力を持つ人たちがそういうのに率先して力を入れた。
金持ちは福祉に貢献するのが当たり前な時代だった。
2000年前のローマは現代の日本社会よりもずっと
福祉や社会還元には力を入れていたんだよね、と…。
いきなりカリスマ本田節をプライベートに聴けた私はラッキーです。

寺小屋形式、畳の部屋に長机を並べた会場に戻ると
もうかなりの人数が集まっている。
皆、それぞれに席に着き、そろそろ開始?
「本田先生がまだいらしてないですねぇ。」と誰かが言う。
「いえ、ついさっき露天風呂で会いましたよ。
 ボクより先に上がったから、その辺にいるはずですが。」

話題の主は16:20ちょうどに、浴衣で登場して会場を見回す。
みんなそれなりに軽装でラフな格好をしているが、
温泉ルック100%の浴衣姿は本田センセだけ…。
「私、KY? σ( ̄▽ ̄;)」
と笑いを取ったところで研修会が始まった。


…つづくw

(研修会の中身は“その2”で)←たぶんw

4.26 合宿研修会@那須温泉 その1 その2 その3

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