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2008年5月23日 (金)

ギブ&テイク (医師の誤診と悪意 その5)

ブログ記事としてシリーズにしてしまったこの「医師の誤診と悪意」。
 
その2でも書きましたが、このシリーズは…
「患者と医師の人間関係とは?」
を大きなテーマとして、気の向くままに続けていこうと思います。
“誤診”や“医師の悪意”の話からズレたりしますがお許しをm(_ _)m
 
 
で、今回は「医者の卵と患者の関係」をネタにしてみます。
 
ちょっと前の話、これもSNSの某コミュニティなんですが、
「大学病院のデメリットについて」というトピックが立ちました。
大学病院で治療を受ける女性の患者さんらしき人の書き込みです。
 
大学ではモルモットにされる、
診察の時、周りにぞろぞろと若い学生や研修医がいる。
そんな彼らに身体を、裸を晒さなきゃいけないのが苦痛だ、
というようなトピ主の独白から始まりました。
 
その後のコメントでトピックは荒れました。
「若手医師や学生に学ぶ場を与えるなと言うのか?」
「大学という最先端の施設で治療を受ける対価でしょ?」
医療者側と患者側の意見の対立、感情の対立。
しばらくしてトピックは立てた本人によって削除されました。
荒れたトピックのお決まりのコースです。
 
私は「医療者と患者」という人間関係においては
お互いがお互いの鏡だと思っています。
よき患者であろうとする者ほどよき医療を受けられる確率が高い。
よき医療者であろうと努力する者ほど、患者が信頼し心を開き、
医療者と患者のチームプレイが成立しやすい。
結果として予想以上の効果が得られることもある。
 
大事な自分や自分の家族の身体を“医療”に預けるとき…
その姿勢、気持ちのスタートラインが懐疑的だったり、
頼るばかりで過度に依存的であったり、そして、
ギブなしのテイクだけで当然というスタンスであれば、
相手も(気持ちの上では)それなりの対応になりがちです。
医療者も感情を持った人間ですから。
 
こじつけっぽいかもしれませんが…
 
ポリクリ(臨床実習)の医学生やローテーターの研修医と患者、
という関係もほんの数日〜数週間の一時的なものかもしれないし、
言葉も交わさないその場限りのものかもしれない。
でもそれも小さな人間関係だと思ってもらえないでしょうか。
別に裸を一般人に大公開するわけではない。
「将来において何千人何万人の命を救う仕事をする貴重な若者達」
医学生、研修医、看護学生、新人看護師…
彼ら、彼女らをそういう目で信頼してみてもらえないでしょうか。
知識も技術もしっかりした医師、看護師に心を開くと同時に
頑張っている新米医療者に心を開く
医療者になろうと勉強する学生に心を開く
そういう懐の深さ、広さを持つ患者ほど
医療を施す側も心から助けたい、
治してあげたいと思うのではないでしょうか。
 
 
…以上、医療系の別トピック上で私が書いた文章です。
(ブログ用にちょっと改変しました)
それに対して、ある非医療者の方からのコメントが印象的でした。
発言者の許可を得てペーストします。
 
 
最新の医療をベテランの医師のもとで、見世物にならずにうけたい。
 医師不足の現状を知っていても、新人の養成に協力したくない。
 そういう思いは、たしかにあってもしかたないのかもしれません。
 
 あのトピをみて「ちいさな白いにわとり」の話を思い出していましたが、
 「ギブなしのテイク」まさにそうですね。
 見学などへの協力ということもですが
 嫌なことは嫌だと意志を伝える努力も「ギブ」だとおもいました。
 なにも意思表示しないでは
 良い人間関係は築けないものだと私もおもいます。
 
 
…眼から鱗。ああ、そうか…と思いました。
 
嫌なことは嫌だと意志を伝える努力も「ギブ」。確かに…。
そして、その「嫌だ」を受け止める“気持ち”を医療者がもつこと
それも「ギブ」なんだな。正直言って私にその発想がなかった。
 
「ギブ&テイク」でいきましょうよ、と医療者側が“求める”こと自体
それそのものが「求めること=テイク」の構造だったりはしないか?
 
考え過ぎかな(-_-;) 
でも、ムリに、とか、我慢して、とかじゃなく自然に
「私は相手に対して“ギブ”のスタンスでありたい。」
と思うこと、思われるような関係であること。
そうだったら素晴らしい…だけど難しいんでしょうね。

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医師の誤診と悪意シリーズ」カテゴリの記事

コメント

難しい・・・です・・・down

ズレた話になると思いますが、お許しください。

次男は発育の遅い子でした。一才十ヶ月でやっと歩き出しました。
やっと歩いたと思っていたら、誕生日の何日か後に痛がって歩けなくなりました。直ぐに少し離れた大学病院へ連れて行きました。
いろんな検査をしてもらいお話をうかがうときのことです。
十数名の学生?らしき人たちの前に私と担当医師が…
「お母さん、ペルテスですね。これからは歩けなくなり、器具を付けることになるでしょう」とこれだけを私に告げ、後は学生?さんたちに向かって説明をされていました。
歩けない…この言葉にショックを受けた私は泣き出してしまいました。
泣き出した私に気付いた医師は、私に何かおっしゃっていましたが、覚えていません。その場から別の部屋に移されました。
その後担当医師は替わり、定期的に通院していました。
引っ越しがあり、この担当医師から有名な病院を紹介していただき、移った病院で「ペルテスではなかったですよ、発育不全だったのですね。股関節の骨が形成されてきています。もう通院しなくていいのですよ」と言われ、最悪なことにはなりませんでした。

大学病院での経験は、確かに辛いものでした。何がどうなっているのか、学生?さんたちに説明する前に私にして欲しかった…

でも不思議に恨んだりはしていませんでした。偶然私と目が会った学生さんの目が、とても優しく見つめてくれていたんです。
後に担当してくださった医師も、紹介された病院の医師も、とても良くしてくださいました。

うちの子の病例も、私の涙も、学生さんたちの良い教材になったんですよね?
・・・結果は違っていたけど、あの時の闇に落ちた気持ちは、今でも忘れられません。


でも私、お医者さんが小さい時から大好きなんですheart01

投稿: ママメガネム | 2008年5月24日 (土) 00時15分

こんばんは。
give & take もいいけれど、 give & given という考え方がすきです。
与えるから取るんじゃなくて、与え与えられる関係。

新人ってダメですか?
広島にいる私の祖母は、去年倒れて入院していたとき、いつも、研修医を心待ちにしていましたよ。
ひげ面の主治医(超頼りになるカンジでした! でも、私の顔を見て初対面なのにいきなり退院日時を告げてきたのでびっくりした。家族かどうかわからないじゃないか! 保険金ねらってる人だったらどうするんだよ! と思いましたが、祖母と母と私は同じ顔なので仕方ないかもという気もしました。あるドクターには、私のような孫が、新幹線で通っていることをちゃんと把握しているいい病院だったんだといわれました)より、祖母好みの甘いマスクの研修医が、祖母は好きだったんです。ひげ面の主治医のことは、「好かん」といっていたらしい。顔かよ!
甘いマスクの研修医がやってくると祖母はいつも手を握っていました。酸素マスクをしながら。苦しそうですがるようでもあったけど、なんか笑っちゃいそうだった。なんか、週末泊まり込んでよかったな、って思う瞬間だったし。彼は何かするわけではなく、ただいやがらずにいてくれました。
そんなふうに、若い人って、本当は、いるだけでいい面もあるはずなんです。
彼が、素敵なドクターになってくれたらいいな、と思っています。確信といえばいいかな。
若いドクターだって、教育を受けるだけじゃないはず。彼だって、精一杯ちゃんと祖母にしあわせを差し出していたのですから。若いドクターに診られることって、そんなにgive onlyじゃないと思いますよ。たぶん、祖母はよき患者であろうとなんてしていなかったけど(笑)。

投稿: おでかけ | 2008年5月24日 (土) 01時24分

くうううううcrying
一番乗りを張り切って・・・

今回も一番乗りだったら
『ご褒美ちょ~だいheart04
ってお願いしようと思ったら・・・
くうううううcrying

涙で記事は読めなくて・・・
なので当然読むのはこれから

でも、でも、top3入りという事で
ご褒美ちょ~だいheart04heart04

で、まりんは『え?え?もしやあなたは・・・』
の人でしたか?smilewww

投稿: まりん@大物 | 2008年5月24日 (土) 07時07分

横レスですみません。
ママメガネムさん。
次男さん、大変辛い体験をされたのですね。
ご心情お察し致します。。

生意気な意見をお許しください。

私にも似た経験が何度も(・・;あるのですが、
もし私だったら、医師が学生に説明してても
それを遮ってまでも聞きたい事は聞きますよ。
泣いている場合ではないはず!

泣きながらでも、顔がグチャグチャで鼻水垂らしながらでも
みっともなくても、聞きたい事は聞きますし、聞きました。。

こちら側が聞かないから、学生さん達に説明を始められた
という場合もあると思うのです。
お世話になった方は皆、聞いた事に対してはきちんと答えて下さいました。

ちょっとズレちゃうかもですが、
『答える』という事では
「ごめんなさい、私が勉強不足で今わからなくて答えられません。
調べてから後日お答えさせて下さい」と言われた医師がいました。
その時、私はこの先生は信用できるなぁ・・と思いました。
(当然、患者からもナースからも、どこの病院でも人気ある先生でした)

長くなってすみませんm(_ _)m

投稿: まりん | 2008年5月24日 (土) 07時30分

この記事について、思う事いっぱいいっぱいあります。
もうココには書ききれないほどいっぱいあります。

今、産婦人科医師不足と言われてます。
ではもし自分が当事者であったら。。
担当医の他に学生建ちがズラ~と並んでる前で
オマタを広げて・・・(><)
やっぱりわかっていても恥ずかしいですし嫌だな、きっと。
医師がいて助産婦さんがいて、たった2人しかいない状況でも
慣れるまでは相当時間が必要でしたし。
これがもし産婦人科ではなく違う科だったら
また感じ方も違うと思うのです。

でも、どうなんだろ??
すでに担当医との信頼関係ができていて、
その上でお願いされたら?頼まれたら??
『この先生の頼みなら・・・』と思うかもしれない。。
私を信用して、私を選んで頼んでいるんだろうな、と感じたら。。
ん~~~~、その場になってみないとわかりません。


あ~~~ココでは書きつくせない想いや意見が
フツフツと沸いてきました。

どちらにせよ、難しいテーマではありますね。
またコメントしに来ます。


投稿: まりん | 2008年5月24日 (土) 08時01分

>まりんさんへ

私のコメントにレスしてくださり、ありがとうございます。

確かに、今思えばそうなんですよね。
当時の私は情けないくらい程弱虫でした。今の私を知っている人には信じてもらえないくらいsmile

この経験があったお陰か、今ではしつこいくらいに私が理解出来るまで聞くようにしています。次男は別の病気でクリニック通いを続けていますもので…

ズレズレでごめんなさいm(__)m

投稿: ママメガネム | 2008年5月24日 (土) 10時40分

つよぽん先生こんにちは
今回はウ~ンと唸らせるエントリーですね。
私の場合、転院先だった大学病院の担当医だった研修医の先生は、大変よくわたしの言葉を理解してくださいました。
わたしとしては、研修医の先生が主治医ならコミュニケーションも取れたのだと思いますし、いろいろと選択肢はあったのだと思います。
造影剤を使った検査で足が腫れた私を心配して「今後、造影剤を使った検査はしない方がいい」「PETの検査はやっては駄目だよ」と色々と調べて助言して下さったのも研修医の先生だけでした。
「僕はまだ他人に聞いている段階なので・・・」と謙虚に前置きしながらもいろいろと影で他の科の先生にも積極的に聞いてくださっているようでした。
とても感謝していますし、きっと先生は将来患者さんに愛される良いお医者様になれると思っています。
が、わたしの場合再手術がどうしても必要な病気なので、再手術に関して未定の大学病院主治医の元、効果が期待できないといわれている科学療法のみで数ヶ月悪戯に月日を費やすことが不可能な状況だったために元の先生のところへ出戻りました。

先の主治医の先生とも研修医の先生とも意見を異にしていた大学病院で主治医となった女医先生の元で治療は不可能だったために、先端医療より安心して受けられる医療、病院のブランドより信頼できる医師を選びました。
今はそれで良かったと思っています。

「主治医(大学病院)が悪い」と怒って下さった大学病院研修医の先生と、私を受け入れるために労して下さった先主治医の先生には大変感謝しています。
わたしは、お医者様から与えてもらってばかりの気がします・・・・
そして、つよぽん先生のBlogにも癒されています。
医師も患者も人間だから相性ってありますよね・・・
長くなりましたが・・・長~いコメント書いてしまいました。(^_^)/

投稿: MeMeCAT | 2008年5月24日 (土) 10時50分

こちらは理解のある優しい方が多くて嬉しいですね♪
で、ちょっと話が戻りますが……。

大学病院でも、患者は窓口で医療費を支払いますよね。
それが意識の上では「ギブ」、受ける医療が「テイク」と
錯覚される場合もあるのではないでしょうか。
そこで、お金を払っているのに見せ物にされた、練習台にされた、
という意識が発生するのは否定できませんし、
結果が不本意であればなおさらです。

そもそも医療の場合、お金を支払ってものを買う行為とは別物、
という認識が欠けていることが、問題の根っこにあるような気がします。
ギブ&テイクは、医療費支払い&医療を受けると思っている人が
まだまだ多いのではないでしょうか。

「嫌なことは嫌というのがギブ」というのは、
その上の段階というか、またちょっとニュアンスが変わってきて、
すぐに理解できる人ばかりとは限らないように思います。

投稿: 蝸牛 | 2008年5月24日 (土) 13時37分

つよぽんセンセ、この場所をちょっとお貸し下さいm(_ _)m

>ママメガネムさんへ
そうでしたか(^^;そうですよね~。
誰だって最初は弱虫だと思います。

『母は強し』と言いますが、最初から母は強くなんてない。
子を育てながら、だんだん母になるんだと思ってます。
だから、だんだん強くなるんだと思います。
いろんな経験をしてる人ほど強くなると思うし。
痛みがわかるから、強くもあり優しくもなれるのでしょうね。

違う病気でクリニック・・・
次男君もママメガネムさんも、
笑いが絶えない日々がいつまでも続きますように。


投稿: まりん | 2008年5月24日 (土) 14時27分

初めてコメントさせていただきます。よろしくお願いします。

大学病院ではありませんでしたが、一昨年の入院中、あきらかにローテート中の先生に処置をしてもらった時、先生方も経験を積んでいかないといけないのだから…と、CVにてこずっていたときも、造映剤のルートが取れなかったときも、何とも思わず「頑張れ〜」と思っていました。どの研修医も、出来ることを精一杯しており、あまり年齢差はなかったものの、母のような気分でした(^o^;

私はその熱心さに、信頼してお任せしていました。もちろん、お任せするだけでなく、自分でも勉強はしましたが。

思いついたことばかり書き、読みにくいコメントになりましたことをお詫びいたします。

投稿: ひめ | 2008年5月24日 (土) 21時24分

恋愛初期(初心者)でも同じだと思うのですが、ホントの気持ちに限って言えない・・・で独りで悩む・・・。
それで人生経験を重ねていくうちに・・リラックスして好きな人にも駆け引きなど出来るようになり・・・相手の気持ちも、自分の気持ちもちょっと引いて観察したりもできるようになる・・。
そりゃ真剣勝負な気持ちには変わりはないのだろうけど・・
少しは上手くやれるようになって・・一息つけると・・
良いコミュニュケーションを築けそう・・・これは医療を受ける患者の心境と全く同じですね。

もう一つの話題ですが・・私の掛かっている病院も最近20代の若い先生(研修医ではありませんが)が転勤されて来て・・・
その先生近所の美味しいケーキ屋から・・・病気の話まで幅広く患者さん達とよーく立ち話されていて・・・
ご年配の方にもちょっとアイドル的に可愛がられていて・・・とても微笑ましい光景をよくお見かけしています。
若くて気持ちが萎えていない志の有る先生・・ホントに素敵ですねshine

投稿: なおみ | 2008年5月25日 (日) 14時59分

難しいですよね。
医療の進歩を期待するが自分がそれに貢献するのは・・・
という患者さんの気持もなんとなくわかります。

看護学生が臨地実習に来ると患者さんに、受け持ちさせてくださいと依頼して「嫌です」という方は滅多にいませんが、学生が帰ったあとに、「ほんとはね・・・疲れるの。彼女たちがいると。」っておっしゃる方がいます。

看護師としてしっかり勉強してほしいけど、プロではない彼らたちに気を使うというのです。
そんな思いをしてストレスになっていたなんて・・・と申し訳ない思いで一杯になります。
患者さんがそう思っている事を私たち臨床に携わる者として理解しておかなければ・・・と思います。

話がずれてしまったようですが、患者さんは医療者側の気持ちにはなれませんが、医療者は患者側にもなりますからそう思う方もいるということを理解していければいいなぁと思います。

本音としては、患者さんを診て・看ていく事を選んだ若い彼等に教科書だけでは成長できない、技術・スキルは向上させなければならないということを学ぶお手伝いを少ししていただけたらな・・・と思うのはやはり医療者のエゴでしょうか・・・。

投稿: かんちゃん | 2008年5月26日 (月) 10時38分

つよぽんです。
たくさんの長文コメントに嬉しいやらびっくりするやら…です(^^;)
コメントの価値に見合うだけのレスができそうにありませんが…。

>ママメガネムさん
お子さんの主治医、患児の家族に対する配慮が足りませんよね。我々医師が反省すべき点ですが、医師と患者の関係が多対一であることも誘因になっていると思います。日常的に生死や患者の人生を左右する瞬間に居合わせる環境にあると、配慮すべき場面にサラッと残酷な発言や行動をしてしまうことはあります、悪気はなくとも。私も知らずに患者を傷つけているかもしれません。

>おでかけさん
若手医師には若手医師のよさ、というか“若い”というadvantageありますよね。おでかけさんのオバーチャンみたいな患者さん、いますね。私が研修医の時もそういう状況ありましたよ。ぃゃ私は甘いマスクでもないですが(笑) 

>まりんさん
産婦人科とかで若い女性が若い学生ズラ〜の前でマタ広げるのは…そりゃ酷ですよ〜。さすがにそこまでお願いはできません。例えば私が患者だったとして、若い女子学生ズラ〜の前で○○○…いや、ムリです。拒否しますm(_ _)m あ、記事で書いたのと矛盾してきた?あれ?

>MeMeCATさん
医師ってワガママだったり強がりだったりします。強がりで武装するのはやっぱり患者の信頼を得たい、技術や知識に不安を持たれたくないからだったりするんですが、メッキははがれますよね。正直であることも信頼を得る手段かもなぁ。これも難しいです。正直になって一気に信頼してもらえなくなることもあるし。そこ、それも相性なのかも。

>蝸牛さん
支払う医療費が「ギブ」、ある意味真実だしそれもアリですけど、それだけだと医療はサービスではなくサービス業になっていきますよね。で、「嫌なことは嫌というのがギブ」…これは書いておいて言うのもなんですが、自分の中でも消化しきれてませんです。あ、言っちゃった。

>ひめさん
コメントありがとうございます♪ 研修医だった頃、そういう…なんつーか「母の目」で見てくれる患者さんには自分も素直になれてた気がします。

>なおみさん
にゃるほど。恋愛初心者と大人の恋愛…医療に当てはめて、研修医なりの患者との付き合い方と、ベテラン医師の患者との付き合い方。コミュニケーションの取り方や相手へのアプローチ、スタンスの取り方を考えると面白いかも、です。これもふくらませたらネタになるかな(笑)

>かんちゃん
「ほんとはね・・・疲れるの。彼女たちがいると。」と言う患者が「嫌です」と言えない雰囲気ではいけないと思うけど、でも全ての患者に「嫌です」と言われれば医療は終わります。やっぱ難しいっす〜!


投稿: つよぽん | 2008年5月26日 (月) 21時50分

つよぽんセンセ。
ちょっと重箱突くみたいなコメントお許し下さい。

>若い女性が若い学生ズラ〜の前で
産科は若い女性が大半だと思います。(出産する年齢を考えれば)
『大学病院で入院すると、学生達の前で内診されちゃうのよね』
と聞いて、『大学病院では出産したくないなぁ』と感じました。


女子学生の前では嫌だと書かれてましたが、
そのお気持ちのまま、ご自身がトピックで書かれた文章を読んで
どうお感じになられますか?
男性も女性も、年齢は関係ないと思うのですが。。
(会社で似たような事がありました。これからUPする予定なので、
宜しければコメント頂けると嬉しいです)

私は、やはり科やその患部によって感じ方受け方が違うと思うのです。


それと、せっかくなら
今回のブログ、2つの事柄が一つにまとまって記事になってますが
どちらも深い内容だと思うので、
別々の記事にしてどちらにもコメントしたかったです。

学がないまりんですので、思ってる事をうまく文面にできないのですが
気を悪くさせてしまったらお許しくださいね。


投稿: まりん | 2008年5月26日 (月) 23時04分

そうなんです、とても難しくて一つの答えなんて出ないのだろうなと思います。

嫌な思いをしたり恥ずかしい思いをしたり少なからず我慢をしてくれた患者さんのためにも、謙虚で真摯な態度で医療者として患者さんと向き合わなければいけないのではないか。
看護師として16年経った今思います。

私もつよぽんせんせいと同じく内診台の前では人払いをお願いするかもしれません。
(上ではぜひ協力していただきたいと書きましたが・・・)
その場になってみなければ返事はできないでしょう。

書いていたら、支離滅裂になってきたようなのでこのあたりにしておきます。

投稿: かんちゃん | 2008年5月27日 (火) 00時30分

>まりんさん、かんちゃん

産婦人科(男性なら泌尿器科?)の場合「ズラ〜」っと大人数の学生の前で…というのはやっぱり男でも女でも厳しいですよね。最近の大学病院はそこらへん考慮して「大人数の前で…」ってのはナサソゲと思います。

あと、言い訳っぽいですが「自分なら」という例えでは、医学生はある意味“身内”だということも大きいです。かんちゃんも看護師だからたぶん同じ感覚あると思う。自分が全く医療業界の人間でなければ違うかもしれない? 医学生って自分の後輩なわけで、お互い知り合いだったり、これから職場で付き合う存在だったりする、これ大きいです。

投稿: つよぽん | 2008年5月27日 (火) 00時52分

蝸牛さま、
>そもそも医療の場合、お金を支払ってものを買う行為とは別物、
>という認識が欠けていることが、問題の根っこにあるような気がします。

すみません、明確に医療も「サービス業」だと思ってきたのですが、どこがどう違うのか、どう認識すべきとお考えなのかを教えて頂けないでしょうか。

たまたまお金が部分的に国や保険者を経由するだけで(その他の公的サービスも同様ですが)、お金をもらってサービスを提供する人と、お金を払ってサービスを得る人の関係は同じだと思ってきたもので・・・

投稿: 素人 | 2008年5月27日 (火) 11時01分

身内感覚・・・そうです、それgood

自分の出身の病院、勤務先とかだと知りあいなことが多いわけで・・・
見知らぬ方のほうが安心・気楽な場合もあったり・・・
これだと自分のとこには受診しにくいなぁ・・と思うことも実際あるんですよね。

投稿: かんちゃん | 2008年5月27日 (火) 23時52分

『身内感覚』は私にはわかりませんが・・・
出産した病院に、知り合いの(販売してた時のお客)助産婦さんがいて、
内診はちょっと恥ずかしかった事思い出しました。

知らない人だから恥ずかしくないって事はあるかもしれませんね。

見られても触られても、全くなんてことない場所であれば
いくらでも学生さん達の為に実習台になってあげられるのに。

難しいです。

投稿: まりん@記事UPしました | 2008年5月28日 (水) 04時35分


>素人さん
蝸牛さんのかわりに…。
いろんな考え方があるでしょうけど
“サービス”と“サービス業”は違うと思うんです。
顧客の要求、満足“のみ”を提供するのはサービス業ですが
医療という“サービス”は国防や福祉と同じ
個々人の利益よりも社会全体に貢献すべきものです。
サービス業の医療もあっていいと思いますけどね。
これ、深く掘り下げるとブログ記事一個じゃ足りないですね。
いずれ記事に書こうかなぁ。

>かんちゃん、まりんさん
身内感覚について
うん、例えば学生だったら部活の後輩とかたくさんいるし
自分のいる病院で診察受けたら看護師も医師もみんな
顔見知りだし、そこでチン○出せません(-_-;)
診察や手術受けるならこっそり他の病院に行くかも。
でも他の病院も知り合いばっかりだったりする…orz

投稿: つよぽん | 2008年5月28日 (水) 07時31分

つよぽん先生、お答えありがとうございます。

う~ん…国防の例えではサービスとサービス業の定義が分かりました。国防との対比で、上の議論におけるギブ&テイクがギブを言うと、
・ギブ=我慢=空軍騒音の我慢(国防)=実験台or練習台(医療)
・テイク=安心=安全な生活(国防)=安全な医療(医療)
という感じになるのでしょうか。

その同じ定義で医療をサービスとすると悩ましいなぁと思うのは、
1.個人の健康・生命リスクが伴う(騒音の我慢とは異なる)
2.個人のニーズで、個人がサービスを受けるために、お金を支払っている側面もある
というところでしょうか。

これはコメント欄には重すぎる話題でしたね(^^;;

投稿: 素人 | 2008年5月28日 (水) 22時55分

>素人さん
すみません、ご質問にいま気が付きました(汗。
つよぽん先生が代わりに答えていてくださったのですね。

え~と。私は医療を受ける側(患者側)の人間です。
長い間、会計窓口で支払いをする以上、
医療は、お金を払って治療を買う行為であり、
「サービス業」の一環と思ってきました。

その考えが変わったのは、命はきわめて不安定で多様性に富み、
同じ医療行為を受けても結果が変わることがある、
それを責めて、予想した結果が得られなかったのは医療者の責任
と断じることが正しいのだろうか、と考え始めてからです。

命が有限である限り、医療はどこかの段階で必ず敗北する。
払った代価に対して、求める結果=健康を得られない可能性がある以上、
商品購入や心地よさ、満足感を得ることが目的の「サービス業」と
医療を同一のものとみなすことは無理ではないか、
と思ったのです。

医療は、国防と同じというか、むしろ警察や消防の役割と似ていて、
社会生活を送る上で必要な、インフラとしての役割が大きいような気がしています。

ただ、これも無料とすると、サービス業ととらえた時以上に
崩壊が進んでしまうかもしれず、悩ましいところですね。

お答えになっているかどうかわかりませんが、
今の私の思いを書かせていただきました。

投稿: 蝸牛 | 2008年5月29日 (木) 16時01分

ご無沙汰しとります。大変ですshock働きすぎてます。

時々読み始めては眠り、眠り眠り・・・・読む時間がありません
でも、目から鱗のこの件は、私にも語らせてくださ~~い。と思うのですが・・・・もう既に、みなさんの素晴らしいコメントがありますので、また来ます。

投稿: saku | 2008年6月 1日 (日) 22時04分

>素人さん、蝸牛さん

ありがとうございます。
私が“国防”とか書いちゃいましたがちょっと例えが悪い。
蝸牛さんの言うように“警察や消防と同じインフラ”
というのがその通りと思います。
私は医療はインフラだと思っていますが
人それぞれ考え方は違うでしょうね。

>sakuさん

忙しいそうですね。
時間のあるときにまた来て、がっつり語っていただければ有難いっすhappy01

投稿: つよぽん@今夜はライブ♪ | 2008年6月 2日 (月) 13時55分

あの~~~~
このシリーズのファンなのですが・・・
次はまだですか??

催促しちゃいました(^^;

投稿: まりん | 2008年7月25日 (金) 00時37分

『・・・・その5』
コレ“5”で終わりですかsign02
半年以上、このシリーズ放置したままですよ。。think

まだかなぁ~(’’?
『・・・その6』smile

投稿: まりん | 2009年2月 3日 (火) 23時21分

endこのシリーズの更新
まだかなぁriceball

投稿: | 2009年7月16日 (木) 06時12分

更新、タイミングを見計らってます(←ホントか?w)

投稿: つよぽん | 2009年7月16日 (木) 07時03分

見計らってるわけですねsign02
ホントですねsign02sign02
男に二言はないですよねsign02sign02sign02

投稿: まりん | 2009年7月18日 (土) 02時58分

>エメラルドさん

コメントありがとうございました。
いいコメントだったし消さなきゃいけないような内容じゃなかったけどなー。
「消して〜」って書いてあったから非公開にしました。
 ↑
非公開にしただけで削除はしてませんsmile

投稿: つよぽん | 2010年12月10日 (金) 10時34分

つよぽん先生、ご配慮ありがとうございます。
ご迷惑おかけしました。
すいませんでした。

つよぽん先生へ。

私は、医師だから診て当たり前、やって当たり前とは思っていない、だから気持ちや感謝を伝える事も必要だと思う。

治らないのをわかっていていて、診てもらっているから。医療は完全じゃないのも知ったし。

同じ人間だから『相手の立場にたっての理解』が人間関係。傷病に関しては言い合うのも出来ないと困る。それも私なりのギブアンドテイクかなと。

先生のblog読んで共感できたし、医師は特殊職業な職人なだけって。

どこでどんな地位は関係なくて、患者からしたら医師はみな医師。そんな私みたいな患者もいます。
その中でも『この先生という人』との関係なんでしょうかね。

つよぽん先生だと外科医だから技術能力も含む技量も含むけど。

医師の基本の心持ちは一緒だと思ってるのです。
患者愛というのかな。
それが私の思いこみだけじゃないといいけど。

患者も努力が必要で、先生側も同じ努力が出来る環境なら、医療不信にはならないかと思う。

勉強になりました。

つよぽん先生、現場で元気に仕事頑張って下さい。ありがとうhappy01

投稿: エメラルド | 2010年12月10日 (金) 12時34分

医師の誤診と悪意シリーズ、私へのレスとも受け止め拝見いたしました。
少し長くなりますがよろしくお願いいたします。
今回受診した総合病院は、20年程前椎間板ヘルニアで手術を受けた病院です。今回の事で10数年ぶりに整形を受診しました。
20代のころから腰の異常と体調の不良であちこちの病院を転々とし(東京在住だったため大学病院もいくつか受診しました)結果どこの病院でも異常なし。それからは胸の苦しさは売薬「球心」で押さえながら結婚をし流産を繰り返しながらも3人の子供に恵まれました。(3人とも普通の出産ではありませんでしたが・・)
3人目の子が2歳になったころぎっくり腰を起こし、今回受診した総合病院で早期治癒を目指して牽引治療を受けるために入院しました。
牽引を始めて2日位経った頃反対側の腰が猛烈に痛み始め、痛み止めの注射をしてもらっっていたのですが、夜に打った注射が朝まで持たず、夜中に看護師さんに来ていただいたのですが「痛み止めは打つ時間の間隔があり打てないから何とか頑張って」と言われ頑張っていたのですが「あと何時間待てばいいのですか・・?」と苦痛を訴える私に、ベッドの脇に見える看護師さんの頭のナースキャップが苦悶にゆれていたのが今でも強く目に焼き付いています。
その後の経過から医師も何かおかしいということで精密検査を受けることになったのですが、当時はMRIがまだ少ない時代でそこの病院にも完備しておらず腰から造影剤を入れレントゲン撮影をするというミエロ検査を受けました。
検査後猛烈な吐き気に襲われ今でも2度と受けたくないとおもいます。
検査後の説明によると何か写っているのですが椎間板ヘルニアの特徴である痺れも痛みも私にはなく、「ただ左の腰から下がだるくて重い。腰に違和感があり音が(特にセルモーターが回るような音)が腰に響く」だけだったのでそれが何なのか7人いた整形外科医が話し合っても分からず、何か写った物も単なる老化による(まだ30代でしたが・・)筋肉の硬直化したものと結論付けられました。
そんな中ただ一人そこの病院の常勤医であった医長だけが「これは巨大な椎間板ヘルニアだ。」と言い、強く手術を勧めました。
私の苦痛は半端ではなくこのままどこも悪くないと言われ帰されたら死ぬしかないと思っていました。
他の医師が「そんな筈はない・・」と訝る中、医長もそうだったと思いますが、私も大きな賭けに出たつもりで手術を受けました。
手術当日は7人の医師が全員見に来たそうですが、結果飛び出した軟骨がびっしり骨に張り付いて、血管を圧迫し(入院中も腰から下が異様に寒く、これも医師団の言う変の一つでした)こびりついたヘルニアを取れる限り取った結果2・5グラムのヘルニアがとれたそうです。普通1g取れたら巨大とと言われると医長自身も驚いていました。
術後余病を色々起こし中々回復せず、意識が朦朧としながらストレッチャーに乗せられレントゲンを撮りに行った私の手を、レントゲンの技師さんが握って下さったのですが手を握られるという事がこんなにも心温まるものだと言う事をこの時まで知りませんでした。それからは周囲も驚くほど健康になり、今は当時の医師も、看護師さんも、レントゲンの技師さんも、その他病院スタッフもいませんし、巷では色々言われている病院ですが病院に対する感謝の念は消えません。
今回も気軽に受けたクリニックでこの病院の名前が出てそこへ行くように言われた時、この病院の名前が出た事が嬉しかったと共に簡単に済む棘ではないのだと思いました。それが総合病院で初めに診てくれたドクターの「なんだ、棘か」という反応が想定外だった事と共に「動くと何回も刺すよ」と言いながら4回も人差し指の先をブスブスやった事が信じられず先の投稿になった次第です。
幸い別のドクターのお陰で騒いだ自分を反省していますが、いまここにきてちょっと問題が出ているのですがレスいただけたら幸いです。
手術の結果8ミリほどの竹が2本出てきたのですが、今まだ指が腫れて痛みがありまだ残っているかも知れないとの事です。手術した医師はもし残っていてもそのままにしていて問題ないとの事なのですが、痛みがあるため字が思うように書けません。
手術前医師から傷がジグザグの形(Z状)になるという説明があったのですが、実際は横一直線に切られており素人考えで思うに、大きな傷を作らなくてもいけると思われたのではないかと思います。
結果ささくれ立った竹だったので棘が散らばって刺さっていたため、見逃されたのではないかと思います。
一応次の予約を入れて下さっていますが明らかに医師自身狼狽しているのがわかり、献身的に診て下さっていたのでこのまま診療を続けてもらうのが申し訳ない気がしています。
出来れば取ってもらいたい。でも何か可哀そう・・。
他の病院でやってもらおうかとも思いますがいかがなものでしょう・・。
予約の日までにレスいただけるかな・・。

投稿: コタママ | 2010年12月11日 (土) 11時37分

コタママさん。聞きたい事、気になる事を、どーして目の前にいる医師に聞かないのですか?診察もしてない、傷も見てない医師が明確な解答やコタママさんが求めている答えを述べると思いますか?
結局は「今診てもらっている医師に聞いてください」しかないのですよ。
名医は目の前にいるのですよ!!!

投稿: | 2010年12月12日 (日) 09時47分

ホノマラに参加されようとされたつよぽん先生の思いの最中に、
「棘の処置」で検索してこのブログに迷い込み、個人的な問題を持ち込んで、心の通い合った和気あいあいの世界を邪魔して申し訳なく思います。

まさかつよぽん先生まで無記名さんと同じ解釈をするとは思いませんが、今の医師を信頼するからこその質問です。
出来ればこのまま診療をしてもらいたい。
でも医師の心情としてどうなのだろうと悩んだので質問しました。

もうお邪魔することはないと思いますのでご心配ないようお願いいたします。
失礼いたしました。

投稿: コタママ | 2010年12月12日 (日) 12時02分

もうお邪魔することはない・・と言ったのにすみません。
やはりお聞きしたいと思ったので恥を忍んでカキコさせていただきます。

あるかどうかわからない棘の手術をあえてやって下さった某ドクター・・。
結果見事8ミリの棘を2本、直線に切っただけで取りだして下さったのですが術後まだ残っているかもしれない状態になり、ドクターの愕然とした姿にこのまま診療を続けていただくということは医師の心情としてはどうなのでしょう・・と言うのが先回の質問でした。

あれから医師自身が「来なさい。」と予約を入れて下さった日に2回通院しました。
名前を呼ばれて診察室に入ると一人の医師は椅子に座っているのですがもうひとつの椅子が空で、私の主治医(・・になるのでしょうか)は立って何かをやっていたので「あれ?」と思いながら座っていた医師の席に行こうとすると、その医師が別の人の名前を呼んだので慌てて空の席に座りました。

何か医師が追い詰められたような気配の感じる診察室で診療が始まり(医師が辛い状況だと親が追い詰められているようで私も辛かったのですが・・)、棘が被っていた袋に溜まっている水を取る為の切開をしました。「膿もないし大丈夫。」という事で今後どうするかを医師と話し合ったのですが、私の祖母が棘が元で48才で命を落としているのと、私の母もミシン針を刺し摘出後1年近くたってから刺した指から針の先が出てきたという経緯があったので、残っているとしたらそのままにするのも怖いし、もしかしたら自然に出てくるかもしれないし(相手は竹なので??とも思ったのですが・・)と言うことで結局経過をみる事になりました。

でも帰ってからどうしても気になるのと何より痛いので、「自然に出てくるまで待てません、切った結果なくてもいいですから取ってください。」とお願いしようと思い行くと看護師さんが全部入れ替わって、医師も個室の部屋で診療をしていました。

私も何かホッとしたのですが、医師の言葉は意外でした。
私の「取ってもらいたい!!」という思いが強すぎて変な気迫を感じたのかもしれません。
Dr「あ~、お久しぶり(どこが・・)。どうその後」
私「・・・(絶句)」
Dr「あまり良くない。う~ん、本当に痛いの?。痛くないんじゃない?」  「別の病院に行く?」
私「・・とも思ったのですけど1からやるのはイヤなので」
Dr「紹介状は書けないよ?」「開いてみる?」「やるとしたら本当にあるかないか、手術の様子を見せながらやるから」
私「(そんな・・。手術の時緊張で、先生も一度内科で診てもらったほうがいいといった位不整脈が起きたのに・・)」

思わず医師の顔を見つめながらつよぽん先生の言われた「医師の立場」という言葉が蘇り、「わかりました。残ってないと思います。」「お世話になりました。」と言って帰ってきたのですがその医師が患者に優しく、献身的だっただけにショックは大きかったです。

先回何かの参考になればと長々と自分の経験とこの病院への思いを書きましたが、自分としてはこの病院でなければイヤという思いがあります。
巷では「あの病院にかかって生きて帰れると思うな。」という位酷いことを聞きますが、医師は定期的に入れ替わっており私の知る限り循環器は同じ循環器の医師でも専門性が必要とされると聞く中、優れた医師に巡り合ったこと、主人が膝の複雑骨折をした時丁度膝専門の医師がおり、無事に手術を終え歩けるようになったこと、そして何より自分がここの病院で救われたこと、それらの思いが絡み合って複雑な心境です。

「技術も芸術も常に磨き続けるもの」だと思いますが、医術は相手が人間なだけにやり直しが簡単ではなく、問題が大きくなり、下手をすると思いも知れない方向に向かうのではないかと思います。
それがつよぽん先生の言われる医師の立場なのだと思いますが、少なくとも私は医師に省みる思いと自信を持った診療を続けてもらいたかったです。

つよぽん先生の生き様と、このブログの内容にとても感動しています。
よく読むと読者に医療従事者が多いのに驚き、そんなところで「○○医者!」なんてよく書いた・・と冷や汗ものですが、私はどうすればよかったのでしょう・・。

投稿: コタママ | 2010年12月24日 (金) 09時07分

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