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2008年3月20日 (木)

荘内病院に行ってきた

3月18日、鶴岡市立荘内病院に行ってきました。

いっぱいいろんな話が聞けて有意義でした〜!地域医療改革へのヒントてんこもりな1日でアタマが飽和状態になりました。でも、そのあと院長センセたちと会食で(美味かった♪)オナカが飽和状態になったらアタマが空っぽになってしまいました〜!(T_T) ここにいろいろ書こうと思ってたのに〜!…まいっか、適当に記憶の断片つないで書いてみる。

14:45、NPO法人医療制度研究会の人々と病院ロビーで合流。なんと!Skyteamさんもいるし〜ww 院長にご挨拶、ひととおり病院の説明を聞き、院内を案内してもらう。

屋上のヘリポートは十数トンのヘリが着陸可能。建物は耐震構造ではなく免震構造。電子カルテ、IT化が徹底している。旧式のオーダリングシステムのうちの病院とは大違いだなぁ。紙カルテはほとんど使ってない。完全に電子化するリスクはサーバダウン、災害時などにコンピュータ、サーバーそのものが壊滅状態になりうること…と私は思っているけど、そこを突っ込むと院長は「ここが壊れるほどの大災害なら、その時はこの地域に生きている人間がいませんよ。」と。

病床のシーツ交換は外部業者に委託するなどして看護師の業務を軽減。看護師の離職率が0に近いことも強調していました。整形に専任の医療事務を雇用し診断書などの書類仕事から医師を解放。厚労省もやっと医療クラークの活用に動き始めたけど、この病院では先駆けてやっていた。好感を持ったのは院内の業務分担、システム作りの基本に「専門職に無駄な労力を使わせない」というポリシーが感じられた点でした。

外来は、内科・整形外科をはじめ複数科で完全紹介制にしている。予約なしで受診するには、開業医からの紹介状が必要になる。ただし救急は絶対断らない。そこを院長は強調する。“たらい回し”なんて存在しない。だって断った患者が行くとこないし。

何度かお会いしたけど、相変わらずactive and agressiveな院長です。病院改革だけじゃなく地域全体のシステムから変えていこうとする姿勢を評価したい。実は一昨年の秋、うちの整形の外来改革をやったときにお手本に、参考にしたのがこの病院の整形外科でした。病院、医療圏の性格、規模はさまざま。たとえばうちの地域でそっくりその同じことができるか、と言えばムリだけど、今後自分のいる病院、地域に生かせる、持ち帰れるヒントがまだまだだくさんあるなぁと思った。

「病院は地域住民と地域行政が守るべきもの。病院だけが頑張りすぎれば、いずれ医師が倒れ、病院そのものが倒れてしまう。だからムリはしない、医師にムリはさせない。住民が行政が病院にムリを強いればその病院はなくなる。そうなってしまうなら、その後どうするかは医療を享受する地域が考えること。」ってな感じだったかな、院長のコトバ。ある意味、腹くくってる潔い発言で、そのとおりだと思う。

私も現場で戦っている。頑張れるうちは頑張る。頑張りたいと思えるうちは頑張る。守る価値があると思えるものは守る。でも自分の健康、生活、人生を犠牲にしてまで守ろうとは思わない。勝ち目がないと確信したら白旗ふります。私も生身の人間ですもん。

院内見学の後は職員向けに済生会栗橋病院の本田宏先生の講演のDVD再生(医療崩壊の、例のヤツ)、中原のり子先生の講演(医師の勤務環境の改善)。んで懇親会では地域の食材を使った料理とワイン♪医療制度研究会の人たちと院長、荘内の整形外科医も加わって、更に会話は盛り上がる。これからの医療は?次へのステップは?皆、前向きだ。崩壊してゆく医療への失望は感じさせない。こういう人たちが引っ張っていかなければ、と思う。

書き始めたら次々思い出して長くなりすぎてしまった。取りあえずこの辺で。懇親会がお開きになったあと、すっかり出来上がった私は荘内病院の医師仮眠室のベッドをひとつ貸してもらい爆睡。ん?「ホテルくらい予約しとけ!」というツッコミはナシでお願いしますm(_ _)m

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コメント

 ふみゃ?病院に当直医としてお泊りしたの?がんばるつよぽんにゃあw。

投稿: skyteam | 2008年3月20日 (木) 15時08分

>skyteamさん

ところが私が当直していることに誰も気付いてくれなくて
朝まで爆睡しましたww 寝心地よかったです♪
あ、そうだ!当直料もらうの忘れてましたよ、松原いんちょー!!

投稿: つよぽん | 2008年3月20日 (木) 16時29分

ははぁ、なるほど(ムフフフフ……)。

投稿: finegan@復活 | 2008年3月20日 (木) 17時03分

あ、finegan@復活さんだww
ぬびさんも呼んできてください(笑)

投稿: つよぽん | 2008年3月20日 (木) 17時10分

えー、もしかして本物のお医者さんだったのですか?

で、いちばん大事なの
「ホテルくらい予約しとけ!」ということでOK?(`∀´)

投稿: 蝸牛 | 2008年3月20日 (木) 18時28分

>蝸牛さん

えーっと、本物のお医者さんのはずなんですが
私とリアルに会った人は白衣姿を見るまで信用してくれません。
初対面の人ばかりのカラオケに特攻服着て乗り込む
某産婦人科女医さんよりは私のほうが
医者っぽいと思うんですけど…ww

投稿: つよぽん | 2008年3月20日 (木) 18時47分

annoy
見てますYO!
初対面ばかりの時に尾崎ワールド全開の誰かさんに言われたくありませんpunch

投稿: マリス | 2008年3月20日 (木) 21時58分

去年の、あのカラオケは楽しかったですね。
マリスさんは嘉門ワールド全開でしたね(^^;)
医者っぽくない…は褒めコトバですよ〜♪
そうだ、渋谷カラオケ日記、ブログにペーストしようかなぁ…。

投稿: つよぽん | 2008年3月21日 (金) 09時33分

ホテルくらい。。。。。。。。。。
突込み、欲しくないです??

投稿: toshi | 2008年3月21日 (金) 11時42分

>toshiさん

うひ。ツッコミも受けて立ちます(・∀・)v

投稿: つよぽん | 2008年3月21日 (金) 11時59分

実はホテルより
なぜ海岸沿いをウインドサーフィンで
あがってこなかったか。

それが残念で仕方ありません。

投稿: toshi | 2008年3月21日 (金) 16時48分

荒らしに来ましたよw

きっとホテルよか楽しい事がたんとあるんでしょうね。

投稿: ♪う♪ | 2008年3月21日 (金) 23時05分

>toshiさん

だって寒かったんですもん。
夏にもう一度呼んでください。
その時はウィンドサーフィンで行きます。

>♪う♪さん

うん、ホテルにはエッチな漫画とかないでしょ?(笑)

投稿: つよぽん | 2008年3月22日 (土) 06時36分

荘内病院私の地元ですょnote

あっブログ覗きにきちゃいました。

看護学校のほっしーですshine

投稿: ほっしー | 2008年4月 5日 (土) 16時46分

>ほっしーさん
1ヶ月遅れのレスですが(^^;)
そっか、あっちの出身でしたね。
時々ここも覗いてよね〜…ってまだ読んでるかな(汗)

投稿: つよぽん@GWも働くぜぃ! | 2008年5月 3日 (土) 13時56分

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» 燃え尽きる現場・・・ [東京日和@元勤務医の日々]
どこでも「病院」の窮状が続いているのですが、そのトップである院長の退職というのは、やはり厳しい状態だということです。 別に不正行為や医療事故が生じて責任を取らされた訳ではないのです。ただ、医師不足のために、経営悪化。これは「医師」が辞めるようなひどい状況を放置した政府も悪いですし、病院のことは院長に任せっきりで、最終責任をもつべき銚子市側に「かなり」問題があったのではないでしょうか? 院長先生までもが、ものの見事に消えるような「地域行政」。難しいのでしょうが、もう少し早く、手を打ってれば、こんなこと... [続きを読む]

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